【第11話】『景気観測』

【第11話】『景気観測』

今年は梅雨入りが早かったですね。気象庁によると昨年より
なんと17日も早く、平年と比べても12日早いみたいです。

こうなると気になるのは梅雨明けですね。こちらも例年より早く梅雨明けしてくれれば良いのですが、平年通りになってしまうとえらく長い梅雨となってしまいます。ここは太平洋高気圧になんとか頑張ってもらいたいところです。

話は変わります。

毎日新聞社より発刊されている『週刊エコノミスト』という雑誌があるのは
皆さまもご存じかと思います。

その週刊エコノミスト5月31日号は『災害と不動産』という、我々にとっては非常にセンセーショナルでかつ興味深い巻頭タイトルでした。そして雑誌の半分程度をこのテーマに沿った記事に割いており、質・量ともに大変満足な一冊になりました。

我々が一番気になる震災後の不動産市場の動向についての記事などもあったのです が、私がもっとも気になってしまった記事が、みずほ証券チーフマーケットエコノミストというなんとも長い肩書をもつ上野泰也氏が寄稿された『景気観測』という記事です。
筆者によれば大震災後の経済的影響は「短期楽観・長期悲観」という見方をしております。

まず「短期楽観」については、よくテレビで耳にするさまざまな物品の供給不安や夏場の電力不足などの問題は夏の高校野球が終わって秋風が吹くころには解消する性質のものだということです。
これについては私も本当にそうあってほしいと願うばかりです。ただ筆者はこのことに
ついての根拠はあまり詳しく述べておりませんでした。「楽観」だしまあいいでしょう。

「長期悲観」については、被災地の企業が完全に復活するのは阪神大震災を経験した
兵庫県経済を例にすると10年を上回る長い時間が必要になる可能性がある、とのことでした。なんだかものすごく簡単に要約してしまいましたが、記事には日銀短観とか
業況判断DIとか企業マインドとか馴染みのない言葉が出てくるので、ネットで
調べつつ読み進めました。

「やっぱり10年以上かかっちゃうのかなー」というのが私の感想です。東北3県で被災された方々を思うと少しでも早く復興してもらいたいと思いますが・・・。しかし現実は厳しい道のりが待ち受けているのかもしれないと思うと、この梅雨空のようになんとも重苦しい気分になってしまいました。