【第4話】『連帯保証人制度について』

【第4話】『連帯保証人制度について』

なかなか更新のスピードが上がりません。申し訳ございません。
テレビのニュース番組などで『不景気』とか『不況』という言葉を聞かない日はありませんね。 底なしの経済不況とかいわれると、なんだか気分が滅入ってきます。

こうした不景気が招いた一つの例として、住宅ローンの返済が滞ってしまい、 不動産競売になってしまう方々が増えていることが挙げられます。 全国の不動産競売件数は平成21年上期で前年同期比46.3%増の約3万件という数字が発表されました。 (不動産競売流通協会での集計)

まさにこの不景気を反映した調査結果と言えます。 当社は不動産競売の入札・代行をしておりますので、そうした競売になってしまった債務者の人たちと話をする機会が多々あります。 話をしていると競売となってしまったいきさつを語ってくださる方がほとんどです。 事業が失敗してしまった方、リストラになって職がない方、商工ローンの連帯保証人になってしまった方、 悪徳な詐欺にだまされた方、病気で働けない方など事情はさまざまですが、やはり事業の失敗が多いです。
そして一番気の毒なのが借金の連帯保証人になってしまった方です。
他人が作った借金を自分が全額返済をしなければならないなんて私には納得できませんが、その方は連帯保証人となったのも自分の責任と淡々と語ってくれました。

連帯保証人は大変恐ろしい制度です。連帯保証人には催告の抗弁権、検索の抗弁権がないので、債権者は主債務者の返済能力や資力を無視していきなり連帯保証人へ 借金の全額返済を請求できるという無茶苦茶なものです。
全世界的にみてもナンセンスな制度です。先進国では日本だけかもしれません。 なぜ学校では借金の連帯保証人になってはいけないと教えないのか不思議に思います。 皆さまは兄弟や親戚や親しい友人から連帯保証を頼まれたらどうしますか?

やはり断る勇気が必要になってくると思います。
私も万が一に備え、断る理由をいまから考えておきます。